自動車修理工場からホンダ車のイモビライザー付きハンドルの修理ご依頼がありました。
「カギが回らなくなってエンジンをかけられません」とのことで分解作業前に外観点検を行い、部品の摩耗・変形・亀裂・破損を確認し、不良部品を確認します。
内部の構造は複雑なので慎重に作業しないとわけが分からなくなるかもしれません…。スプリングや細かいパーツなどを飛ばさないように気を付けて丁寧に分解します。
外観は異常が無いのでシリンダーの内部をスコープで確認した所…、どうやらタンプラーが摩耗しており交換が必要と判断しました。
シリンダーを分解したらカギが回るようにタンプラー部品の交換をします。
ハンドル錠ケースからシリンダーを取り外すのはスムーズに出来ましたが、組立はどうやら特殊な治具がないとシリンダーが本体のケースに入らないような仕組みになっているようです。
格闘すること1時間、治具を作り組立作業がようやく終わり、無事に取り付け完了しました。
ホンダ車は慎重に作業しないと構造が複雑で本当に難しいです。
分解順序や組立順序にはくれぐれも要注意です。
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